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あれは二十年以上前の話だ。

私がまだ、世の中の厄介者だった頃。
繁華街を歩けば、今も昔も良く見かける、享楽と暴力に身を委ねた若者の一人だった頃の話だ。



私は、用心棒紛いの事をしていた。
神学校には殆ど顔を出さず、暇さえあればケンカばかりしていた。
お呼びがかかればどんな奴にも手を貸した。無論、金を貰って。

不思議な事に、どんなに本気で殴ろうとも、相手が死ぬ事は無かった。
殴られた側は何故か、次の日には大人しくなっていた。青痣だらけの醜い顔で、敬虔な表情でこう言うのだ。
今まで自分がしていた事は間違っていた、これからは真面目に生きる、と。

気に食わない。
私がこんなに迷い、苦しんでいると言うのに。
簡単に救われてしまう相手が許せなかった。

ムシャクシャとして、周りに当り散らした。
更に被害者は増えた。
殴れば殴るほど、更生する人数も増える。
気に食わないので、更に殴る。

そんなおかしな日常。
教会の目に留まるのは時間の問題だった。

「やぁ、ブラザー・ケイジ。少し、時間を頂けるかな?」
「ブラザーを付けて呼ぶな。反吐が出る」

顔に笑みを貼り付けて近づいてきたのは、教会の神父、それにシスター。
神父の手には、妙にデカい聖書。シスターは、ゴルフクラブのバッグなんて背負ってた。

――

「……いのり?父親が昔話をしているのです。寝てはいけませんね」
「zzzZZ」

「ゴッドパチキ!」(ごん)
「オデコが!オデコが割れるっ!?」

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神成 いのり
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